2022/12/30
年末、JR中之条駅、8:30am。
2022年の締め括りをどこでやろうかと考えた結果、約3年前となる嵩山のリベンジへ行くことにした。
2020年の正月、霊山・嵩山三十三観音めぐりとしゃれこみますか!と行ってみたものの、二十観音目で「これは無理だ、なんか危ないわ」とギブアップ。
調子も悪いし寒いし諦めて帰って翌日からインフルエンザで高熱を出すという観音様の御業でフルボコにされた嵩山。
あれから経験も積んだし成長しているはず、岩場にも慣れてきた、そろそろ過去を清算する時だろう。
一から十九は前回参照
今回はとにかく観音コンプを重視するため中之条まで輪行、最小の荷物で車重も軽いロードバイクでのアクセスとした。
三十一番目までは嵩山山頂周辺のコースに散在しているが、三十二・三十三番目が西側マイナールートにポツン……ポツン……と置かれているのでとかく時間がかかりそうである。
リベンジ戦となる今回も一番目から回っていきはしたが、十九番目までは割愛する、前回記事参照のこと。
不動岩にも登ったが、拍子抜けするくらいさくっと登って降りてこられた。
こんな簡単だったっけか、三年前はめっちゃビビってた記憶がある。
確かな成長を感じながら、前回のリタイア地点である弥勒穴へ向かう。
三十一番目まで
9時過ぎに登山口をスタートして1時間ちょっとで十九番目。
改めてここに立ってみると、マジでなんだ、これにビビっていたのか、かつての俺、ってくらい何でもなく見える。
よじ登って十九番目にご挨拶。
そのまま鎖づたいにトラバースして、弥勒穴の中の二十番目とご対面する。
ここまで三年か、感慨深い。
山頂へ向かいがてら、二十一から二十五番目を押さえていく。
山頂・大天狗にも寄っていく。
岩場も長いだけで難しくもない、この歳になって特別に体力が増したわけでもない。
くどいようだけど、経験値というものの大きさをつくづく感じる。
山頂手前の分岐に戻って二十六番目もゲット。
そして山頂への脇道から北側にある五郎岩を目指す。
烏帽子形の岩の足元にある二十七番目。
二十八番目は尾根筋から少し降りたところにある。
雪の積もった斜面を下るので、ここで簡易スパイクを装着。
二十九番目はこの表示板から少し登ったところ。
頼りなさそうな細いロープをつたって行くので、ある意味ここが一番怖かったかもしれない。
五郎岩の周囲にある三十、三十一番目までたどりつき、再び山頂手前の分岐へ戻る。
日当たりの悪い北側斜面はこんな感じで、昼前だというのにけっこう寒かった。
三十二、三十三番目
再び分岐。
西登山道へ入る前に東屋で昼食を済ませていく。
風の通り抜けやすい鞍部になっていて、サーモボトルから注いだお湯も3分待っている間にすっかりぬるくなってしまった。
ほとんどの登山客が道の駅からアクセスして、山頂を踏んだら下山してしまうので、西ルートは本当にさびれている。
目印も少ないし、踏み跡もほとんど見当たらない、雪が積もっているせいでなおさらわかりにくい。
GPSマップだけを頼りに三十二番目を無事発見。
何番目でもない途中にあるお地蔵様を目印に、ルートをたどっていく。
そしてようやく三十三番目、ラス観音に到着。
山頂手前分岐からほぼ下りだったので、距離はあるが30分くらいでここまで来られた。
マップを見るとめちゃくちゃ外れにあるように見えるが、道の駅までは舗装路を歩いていくだけだし。
普通に下山するよりもう1時間くらい余裕があればここまで来られる感じだった。
ともかくリベンジ達成。
帰宅後に熱も出ず平穏な年末年始を迎えられた。
2022年、谷川馬蹄形もやったし浅間山も登った、けっこう山をがんばった年になったんじゃないだろうか。
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