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2022/2/27

強風の2月。

2月はもっぱら室内でトレーニングバイクばかり回していた。

久々に外に出て山にでも登ってみる事にしたが、まだ残雪も怖い時期なので標高の低めなところを回収していく。

7時に家を出て下仁田のサンスポーツランドなる施設を目指す、当然だけど朝7時は寒い。






ライド

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ライドパートは迷う要素もなく、ほぼひたすら254号線をまっすぐまっすぐ。

下仁田を過ぎて内山峠へ向かう上りに差し掛かった辺りでもう着いてしまう。


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といっても下仁田が遠いんでそこそこ時間はかかってしまう。

7時過ぎに家を出てこの時点で10時。


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運動施設の併設されている公園、という感じだったがその施設の方へ続く道は雪に埋まっていて、冬季は閉鎖中のようだ。

この季節はほぼ登山者の駐車場としてのみ機能している感じ。


雪の残り具合、気温など考えても、1000mの低山とは言え山頂でご飯という感じでもないので、昼までに下山目標としてさっさと準備する。



ハイク

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ハイクパートの行程としては、2/3くらいがほぼ林道。

その後取り付いて鞍部へと上がり、西峰東峰に分岐する、まあ短い山行なので両方登っておく。


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下仁田は「ジオパーク」と言って日本各地に認定された、まあ「なんか地形のおもしろいところ」みたいなスポットがたくさんあるんだが。

その一つ、阿唱念の滝の方から今回の物語山に入っていく。

ちなみに以前、嫁とジオスポットめぐりをした事もあったがなかなか面白かった。

地層や断層や岩石などが好きで多少知識のある人といっしょに行くとより良いように思う。


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さて林道を少し進むと、足元にもまだまだ雪が残っている。

正直どれくらいのものなのか、適当な装備できちゃったけど危なくないのか、などあまり考えずに出てきてしまったので若干の不安がよぎる。


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特に物語山唯一のルートは、山の北西側斜面を登っていく感じになるので残雪も多い。

進むほどに足元が深く沈むようになってくる。

幸い、西峰東峰の鞍部に差し掛かるまでの道はわかりやすく整備もされているので、雪をザクザク踏んで進んでいけた。


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分岐。

麓からそこそこ風は吹いていたが、この日の鞍部はちょうど風の通り道になっているようでここはちょっとした強風地帯になっていた。

帽子も飛ばされそうになるし何より寒い。


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おまけに東峰(物語山山頂)へと続く斜面が最も陽当たりが悪く、且つ急になっているのでここにきて危なっかしさが出てきた。


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とりあえず西峰へ。

うーん、冬でも微妙な展望。


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下って東峰へ。

ところどころ足を滑らせそうなポイントもあったが、まあ雪国育ちの自負と持ち前の「なんとなく」の感じを胸に進む。


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無事登頂。

写真だけ見てるとさして面白みもないが、この何かと動きづらい季節に1000mそこそこの山で、という割には楽しめるのではないかと思う。

そもそも群馬の平野部にいると、冬でも思いっきり雪を踏む機会がほとんどない。

前回の二ツ岳もそうだし、今期は割と残雪の中を進む事があったが、改めて自分の原風景に刻まれた雪を踏みしめる行為への欲求みたいなものを感じた。

雪で足を滑らすのも楽しいのだ、まあ危ないんだけども。


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そんなわけで下山の林道ではこんなところを思いっきり駆け下りたりしてみた。

雪の重みや質感から、どれくらいグリップが効いてどれくらい滑るのか、みたいな小さい頃に覚えた感覚ってこの年になっても消えてないものなんだなと我が事ながら変に感心してしまった。

そして自然に笑みがこぼれてしまう、と言えば聞こえはいいが「イェッヒヒェヒー!」みたいな奇声を上げながら走り回るなんて事は誰もいない山奥だからこそできる事で。

息が切れても楽しいもんだから延々走っていたら、はしゃぎ過ぎて途中でゲボが出そうになった。


来年もまたどこかでやりたい。

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