甘味で〆る絶景!ダム湖ライド〜下久保ダム周辺〜 【前編】
城峯公園展望台から下久保ダムと神流湖を見下ろすところまできた。
距離的には全行程の1/4程度だけど、登るだけ登ったので後は湖畔の景色を楽しみながらスカーンと気持ちよく走るだけ。
光あるところ影あり
写真で見る限り湖畔は快晴なんだが、時間の関係か城峯公園を抜けた先の南側道路は日陰の凍える道。
北側の国道462・旧十石街道ほど舗装も整備されてはいないし、道幅もずっと狭い、軽同士ならすれ違えるくらい。
アップダウンも多い上に、昨晩からの寒気で所々凍結ポイントまである。
路面も陽当たりも良く、バイカーが気持ちよさそうにぎゅんぎゅん通り抜けていく、トレイン組んで峠に向かうサイクリストのグループもいた。
そんな北側のダークサイドみたいな山道が南側である。
これはクロスバイクで来て正解。
なぜか点在するように路駐している4WD(これは結局理由がわからなかった、あの人達何してたんだろう)やダンボールごと大量投棄されているエロ本をパスしながらうねった道をぐりぐり攻略していく。
楽しい、寒くて鼻水垂れてたけど楽しい。
楽しすぎて全然写真を撮っていなかった。
名所
吊り橋の近くまでやってきた。
湖面も近づいてくる。
吊り橋手前。
この目線の高さから見るダム湖はちょっとした非日常。
橋自体はこんな感じなので自転車で普通に渡れる。
が、脇にはこんな看板も。
そりゃ確かにそうだ。
むしろ絶好のロケーション、まあ見つからないだろう。
そう思ってもう一度湖面を見ると、
また印象が変わってくる。
旧十石街道側を堪能する
ルートラボからわかる距離感で言えば、ここまででまだ半分以下。
しかし体感ではここから先は本当にあっという間だった。
さっきまでとは逆の「光」サイドの道。
いくらか風はあったが気にならないくらいずっと走っていられる。
快適。
プラン通り、十石峠・土坂峠の分岐点までやってきた。
こっちに行くと十石峠(長野へ)。
こっちに行くと土坂峠(秩父へ)。
それぞれの方角に「冬終わったら来るから」と心の中で言い訳して引き返す。
今日は日が傾く頃には帰りたい。
長井屋まんじゅう
行きに日陰の細い道を通った辺りを、今度は北側の広く、日向で、舗装もいい道をひたすら進んで帰る。
本当に「ひたすら」という表現がぴったりくるくらい遮る物が何もない。
道幅も十分あるし、その割に交通量も多くないので追い越しに気を使う事もほぼない。
信号もないからただ「ひたすら」脚の回る限り回し続け、視線を右にやれば湖面と山々が見えるという、自転車冥利につきるようなボーナスタイム。
最後はこの辺りでローカルな人気があると聞いた『長井屋まんじゅう』に立ち寄りお土産&買い食いタイムで〆たい。
その日用意した分を売り切ったら終わり、というスタイルと聞いてコダワリ強い系の和菓子屋なのかと想像していたら全然そんな事はなかった。
お土産に12個入りを1箱とバラを1つ、「自転車?」と人の良さそうなおばちゃんに聞かれたのでそうだと答えると1つおまけしてくれた。
見た目は温泉まんじゅうによくあるタイプのちんまりしたやつ。
皮が厚めでしっかり、というか、もっちりしてて美味しい。
サイクリング中には嬉しい「食べた」感がある。
このご時世に1個60円というのもなかなかなくて、油断してるとパカパカ食ってしまいそう。
「自転車なら少し休んでいけば?」と言ってくれるおばちゃんに「早く帰んないとウチのがうるさいから~」なんて言い訳しつつ(ほんとなんだけど)帰路に着いた。
また通ったら寄らせてもらいます。
包装紙が神流湖周辺の地図になっていて。
帰ってから家人と、「この辺を通って、ここまで行って、こう帰ってきたんだよ」なんて言いながらまんじゅうを摘まむのもほのぼのしていていい趣向だ。
家から往復で100km足らずのライドだったけど、旅をしてきた感じがする。
そんな充実の半日でした。
今度は峠を越えに行きたいね、ぜひ。
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