2020-03-21 22.06.37


山登りを始めて間もない頃に、なんかクールじゃん、くらいの感じで買ったアルコールストーブだが、使い続けてみてけっこう自分には合ってたんじゃないかと思う。

とにかく軽ければ軽いほどいい、という自転車乗りの価値観とも合致するし、構造がシンプルなので故障だの耐久性だのあまり考えなくていいっつー質実剛健さも好き。

しかしこの燃料用アルコールの携行容器だけは、なかなか「コレ!」という答えが出せずにいた。

漏れたり使いづらかったりかさ張ったり重かったり、どれを取っても一長一短でしっくりくる物がない。

ようやくこの度、コレ!という(個人的)正解、最終解答なんじゃないかという物が見つかったので、これまでの過程と合わせて並べていきたい。



燃料用アルコール携行容器に求める条件

2019-12-13 22.42.30

(こういうミニサイズのも自作して使ってる、コーヒー一杯分沸かすだけなら十分)


携行容器に求める条件としては、


・軽い(せっかくアルストが軽いのに容器が重くちゃ意味がない)

・買いやすい(ダメになっても替えが効く、躊躇なく買い替えられるくらいがよい)

・50~100mlくらいで持ち運べるサイズ感

・漏れない

・残量がわかりやすい

・燃料ボトルからの移し替え、残った分の戻しやすさ

・少しずつ出せる(ミニアルストなんかは特に、量の微調整ができないと使いづらい)


といったところ。

特に「漏れない」と「少しずつ出せる」の両立がなかなかうまくいかない。

少量を出すためのピンホールが欲しいのだが、その穴のせいで漏れやすくなってしまったりもする。

扱うのが可燃性があり揮発性の高いアルコールなので、漏れたりこぼしたりする事にはどうしても敏感にならざるを得ない。



これまでに使ってきた物

nalgene(ナルゲン) 広口丸形ボトル 125ml 90504
nalgene(ナルゲン)
nalgene(ナルゲン) ()
5つ星のうち4.4
¥1,880


・PP容器

まずはこれが鉄板だろう。

軽いしサイズも豊富だし、ナルゲンのは何でこんなに高いのかわけわかんないけど、そこらのホムセンでなら100円するかしないかくらいで売ってる。

しかしこれって意外と漏れるんである。

きっちり蓋が締まっているようで、山頂に付く頃には微妙にしっとり漏れていたりする。

PP容器はいくつかの種類に手を出してみたけど、結局最後まで「漏れ」との闘いだった。

そしてそれを我慢してまで使うほど使い勝手がいいわけでもないと気付く、ちょい出しとかけっこうしにくいし。



・フューエルボトル

燃料っつったらやっぱこれかな、と思ったが基本デカいし重い。

小さいサイズの物でも350mlで、ザック内での存在感がアルスト本体よりはるかに大きい。

残量もわかりづらい。

こういうのはオートキャンプとかする人が使う物だと思った。

あとトランギアの高いよね。



・パウチ容器

これもけっこう評判がいい。

正直見つけた時は「あーあ、とうとう見つかっちゃった、コレだわ、俺が探してたのコレ」くらいに思ってた。

確かにこれは漏れないし、100ml単位の携行に軽くてコンパクトで便利、空になったら丸められる。

ただ素材がヘニャヘニャなので、微調整しながら出すのが難しい。

あと移し替えがしにくい、漏斗を使えばできるが、ってレベル。

これもまた100%希望条件を満たす物ではなかった。

あとこのリンデンのやつも高くね?パウチ容器で800円だぜ?


他にもスキットルなんかも使ってみたが、やはり残量のわかりにくさ、移し替えの面倒などで希望条件を満たす物ではなかった。

もちろんこれらの容器のどれも、人に寄って求める条件が違えば「正解」になりうる物だと思う。

とりあえず自分が一通り使ってみての感想はこんな感じ。



そしてコレにたどり着いた

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ババーン!と出してはみたが、知ってる人はとっくに知っているであろうミニサイズのペットボトル。

LG21とかR-1とかの、小容量のドリンクヨーグルトの容器である。



あらゆる希望条件を完全に満たしている。

おさらいしていこう。


・軽い(間違いなく軽いし小さい)

・買いやすい(コンビニでもスーパーでも150円くらいで売っている)

・50~100mlくらいで持ち運べるサイズ感(1本あたりの容量112ml)

・漏れない(ヨーグルトで実証済み)

・残量がわかりやすい(細かい目盛りはないが透明なのでだいたいわかる)

・燃料ボトルからの移し替え、残った分の戻しやすさ(ストック用のボトルから直でいける)


で、

・少しずつ出せる

ここがクリアできてないじゃないか!と思うのはまだ早い。

ぜひもう1本買おう、そんで飲もう。

なんならボトルは捨ててもいい。

キャップだけ取っておいて欲しい。


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そんでmeijiの「e」のあたりに千枚通しか何かで穴を空ける。


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で、こう。

これでいいわけだ、少量ずつ出すことができる。

もちろんこのままザックに入れるとダバダバに漏れるので、この穴空きキャップを別に持っておいて、使う時だけ付け替えるようにする。


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念のため、うっかりこのままにしないよう、穴空きキャップの方にはダクトテープで目印を付けておく事にした。

ちなみにこのキャップは独自規格なので、普通のペットボトル飲料のキャップは形が合わないのでご注意を。


これならテン泊になったとしても、2本3本に増やしたところで負担が少ない、様々な状況への対応力もあると思う。

最近見つけた(個人的)最終解答、一度お試しください。



追記:そもそもペットボトルにアルコールを入れていいのか?

コメント頂きました、ありがとうございます。

そもそもペットボトルにアルコールを入れる事を推奨しているこの記事どうなんだ、っつーのは確かに自分自身失念していたところではあります。

なんとなく「まあちょこっと持ち出すだけなら大丈夫だろ」と何度か持ち出してみて、問題ないので継続して使っている、というのが正直な現状なんですが。

ブログに投稿しておいてそれもよろしくないだろう、という事でちょっと調べてみました。


エタノールはペットボトルで保存できるか調べました【PET資料まとめ】


こちらの記事が情報も新しく、ソースも信憑性のあるものが揃っていたように思います。

まあ詳しい事はご覧ください。

で、こちらを見てみて自分なりに理解した事をざっくり書くとこんな感じ。


・ペットボトルに使われている素材PET(ポリエチレンテレフタレート)は、素材としてエタノールへの耐薬品性は問題ないと言われている

・が、PETをペットボトル等に加工する事で、その耐薬品性はグンと下がるためエタノールの保存には適さない容器であるとされている

・が、近年の製造技術向上により耐薬品性が上がっているのでいけるんじゃね?という見方もある

・が、いずれにせよエタノール含むアルコールの保存容器として製造元や企業の保証は全くない

・というか、そんな何の得にもならないリスク誰も負わないよね

・また、長期保存において実際に容器の劣化等でアルコールが漏れ出たという声もある

・のでやはり長期保存という観点も含めると適さない容器であると言える


といったところか。

それで、自分自身は普段は購入時のストック用PPボトルで保管していて、持ち出す時に必要な分量だけミニペットボトルに移し替えて携行している。

帰宅後、余った分は速やかに元のボトルに戻している。

あくまで携行用であり、長期保存を目的とした用途ではない、という点を明文化しておきたい。


その上で、自己責任でのご利用をよろしくおなしゃす。

という事を追記として書き添えさせて頂きます。




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