2020-01-04 09.25.12


2020/1/4

新年一発目のライドアンドハイク。

やはりそれなりにご利益的な感じのありそうな山を目指したい。

という事で、中之条にある嵩山(たけやま)で三十三観音めぐりといこうじゃないか。

標高は789mとちょっとした里山のようではあるが、古くから祖先の霊魂を祀る霊山とされているらしい神聖な場所。

ぐるっと回るだけなら2時間かからないくらいで行って帰ってこられるコンパクトな山道には、至る所三十三か所に石仏が安置されているという。

そこそこ寒い一月初頭の7時台に家を出て霊山へ向かう。



チュートリアル仏まで

2020-01-04 10.35.15


出発から3時間ちょいで「道の駅・霊山たけやま」に到着。

いやーちょっと舐めてた、もっとサクッと行けるかと思ってた。

片道45kmで700mUPくらいなのでよくよく考えてみれば山登り前ライドとしてはけっこうがっつりだ。

中之条駅に入ってから道の駅までの登りは3km弱でave.5%くらいの、いい感じに脚にくる坂。

前回の実験を元に登山靴+フラペ装備で来ているので、荷物は若干軽くなっている。

もちろんSPDの恩恵が無い分と行って来いではあるが、トータル軽さで助かっている分が勝っているのではないかと思う。


2020-01-04 10.39.41


嵩山のいいところは、この道の駅がそのまま登山口になっているところである。

正月で人もまばらな中、ベンチで準備を整え、自転車はサイクルスタンドにデポして11時前くらいに観音めぐり開始。


2020-01-04 11.00.55


登山口から入ってすぐに一番観音様。

はいはい、こんな感じで三十三か所めぐればいいわけですね。

まあ遠回りしながらぐるっと1周する感じだから、やっぱ3時間くらい見ておけばいいかな。


などと、後から考えればクソ甘々な目算でスタートしたが、ここまではゲームで言えばあくまでチュートリアル。

10面を過ぎたあたりで「ヤバゲーに手を出してしまった」と気付いてくるのだった。



先に結果を言ってしまうと……

2020-01-04 12.36.35


十九番まで何とかめぐって、二十番目で「あ、もう無理だ」と完全にあきらめた。

時間的に厳しかったのもあるが、後半になるにつれ上がる難易度に「まじか……」的なメンタル攻撃を受け続け、二十番が写真の上方に見える穴ぐらの中にあるらしいとわかった所で、よしもう無理、はいここまで、とスッパリ心が折れた。

骨もそうだが、骨折面がキレイに折れた方が回復は早い。

もう今日は無理、飯食って山頂だけ拝んで帰ろう、んでいつか全部回れる技術を身に着けよう。

とキレイサッパリ立ち直って歩き始めた。

以下十九番までダイジェスト。



2020-01-04 11.18.15 2020-01-04 11.21.25 2020-01-04 11.28.55

2020-01-04 11.30.18 2020-01-04 11.40.20 2020-01-04 11.42.12

二番 三番 八、九番

十番 四番 五番


ルートの都合で一部順不同になるが、この辺までは普通に歩いていける。


2020-01-04 11.45.18 2020-01-04 11.47.38


六番を目指している途中で「不動岩」が見えてきたので軽い気持ちで登ってみるが、予想以上に垂直で足場の取り方も不慣れなためにビビる。

登り切った所に不動明王、面クリとは関係ないエクストラステージ。


2020-01-04 11.57.16 2020-01-04 11.57.20

2020-01-04 12.01.23 2020-01-04 12.04.51


恐々と不動岩を降りて無事に六番七番。

そこから通常ルートを外れて、周回ルートを横切るように「胎内くぐり」へ。

ザックを降ろさないと通り抜けられないくらい狭いアレをくぐってすぐに十一~十三番。

全部で5体くらいあって、どれがどれだかわからないがナンバリング仏は3体とのこと。

それよりも、ここをくぐった後が粘土質で引っ掛かりもない急斜面(下り)なため、鎖を頼りにしても危なく下りづらい、難易度……


2020-01-04 12.09.30 2020-01-04 12.09.36 2020-01-04 12.13.08

2020-01-04 12.18.04 2020-01-04 12.24.38 2020-01-04 12.25.15

十四番 十五番 十六番

十七番 十八番の案内板 十八番


拝むために毎度毎度軽い岩登りが出てきて感覚がバカになってきたのか。

丸い巨石に足掛かりを彫って鎖を付けてみました、みたいな案内の示す十六番をなんとか拝んで下りてきたら、ちょっと先に巻き道を見つける。

十八番を示す案内板も見逃して大幅に通り過ぎてしまったり、と気持ち的にめげていて注意力が散漫になっている。

この時点で正午も回ってしまっているし、飯も食ってないし、そろそろ切り上げ時かと思う。


2020-01-04 12.34.39 2020-01-04 12.35.07


胎内くぐりルートを抜けて「十九番」の指標から鎖が伸びて上の方に十九番仏。

岩と同化して見づらいが、そこから更に左に鎖が伸びており、それを手がかりに岩場をトラバースしていくと、最初に示した脱落ポイント・二十番仏らしき穴(弥勒穴)にたどり着くわけである。



山頂手前・大天狗、そして帰宅後

2020-01-04 13.16.11


三十三観音めぐりの脱落を決め、とりあえず山頂だけ拝んでしまえば「ぐんま百名山」スタンプは押せるのでそれで今日は撤収とする。

山頂手前の経塚にある東屋で手早く昼食、後悔なくスッパリあきらめたとは言え自分の諸々の拙さに凹んでもいる。

食欲もイマイチなのでカップ麺で済ませて山頂へ。


2020-01-04 13.17.23


観音はあきらめたから、後は軽くピークハントでも。

なんて思っていたら山頂はこの「大天狗」の上だった。

不動岩よりしんどそうな鎖場を登っていく、けっこう長い。

登りは勢いで「もうしゃあない、ここでピークハントも脱落したら年の初めからゲンが悪すぎる」とグイグイ登ってしまったのだが。

いざ帰りに下った時には「え?こんなに長かったっけ……」とちょっと顔面がサーッとした。

途中、足場の取りづらい所は腕力頼みで、とにかく三転支持だけを念頭になんとか下りきる。


2020-01-04 13.23.08


山頂には、もうひと盛り上がり分の「女岩」があり(その名前の由来は現物を見たらわかる)、そのてっぺんに小さな祠。


2020-01-04 13.25.08


ここまで来たんだから、ともうひと頑張りしてよじ登ると絶景。

標高800m足らずとは思えないくらいの360°ビュー、これは気持ちいい。

気持ちいいけどちょっと怖い、けど気持ちいいわ、これは、達成感ある。


2020-01-04 15.55.19


山頂・大天狗をクリアしてしまえば、そこから下山はこんどこそ難所もない平穏な下山。

自転車まで無事戻ってくると何だかドッと疲れが出てきたが、装備を切り替えてまた来た道を帰る。

同じ40kmを今度は下り基調なので、朝より1時間早く、休憩混み2時間くらいで帰れた。

16時頃、利根川の流れを見て「はあ、寒い、疲れた、無事に帰ってこられてよかった」と、安堵と充実感の入り混じった気持ちに浸る。


と、これで終わればよかったのだが。

慣れない岩場鎖場で思った以上に腕に頼っていたのか、翌日上腕から肩甲骨周辺にかけてバキバキの筋肉痛。

更に夕方からなんだか熱っぽくなってきてグッタリ。

結局インフルエンザだった、散々だ。


ここまで含めて成功した気がまるでしない山行だったが、まあ頂上にはいけたから良し。

三十三観音はいつか行く、行けるようになるぞ。




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