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前回のドシャ降りライド帰宅後)


ご覧のように使っているSPDペダルはハゲハゲ、確か買ってからもう2年以上経っているはず。

自分の使い方だとSPD-SLにしたいという欲求は全然湧かない、クリートの減りとか気にせず気軽に歩ける方がいいし、パワーの伝達効率うんぬん言う前に単純に脚力上げろと思ってしまうタイプなので。

んなわけで、初めて買ったSHIMANO・PD-A600に何の不満を抱く事もなく使ってきた。

が、最近になって(ちょうどシューズを買い変えた頃から)異音がするようになってしまった。

ギシ…ギシ…という、軋むような、金属が擦り合うような音。



まず異音の条件を特定する


(ちなみに現在は後継のPD-ES600が出ているので、買い替えるならそっちかな、と)


ギシギシ音が鳴るのは決まって登りの時、平坦で鳴る事はほぼ無いと言っていい。

テンポはその時のケイデンスと同調しているし、何より左足でトルクをかける時に軋みを感じる。

ただこれだけだとBBやクランクに原因がある場合との区別が付かないので、異音がするタイミングでクリートを外して同じように回してみる。

と、鳴らない、はめるとまた鳴りだす、箇所は左ペダル、もしくは左クリートで間違いないようだ。

他にもいろいろ試してみて、

「鳴りだしても一度クリートを外してまたはめると、ちょっとだけ鳴らなくなる(体感で2分くらい)」

「平坦でアウタートップに入れてかなりトルクをかけてみても鳴らない」

「何かわからないけど鳴らない時もある、けど直ったわけじゃなくまた鳴る」

など、単純にトルクに比例しているわけでもなさそう。

うーん。


走っていてギシギシ鳴りだした頃合いを見計らって、休憩がてら左右のクリートを入れ替えてみたりもした。

しばらくはそれで収まり「おっ、これだったのか」と思ったが、後でまた左が鳴りだした。

これでクリート説もほぼ消えた、どうもペダルである。


シューズ交換時期とほぼ一致しているのも気になる、少なくとも交換前には起こっていなかった。

クリート部の形状とペダルに相性みたいなものがあるんだろうか、とも思ったが調べても出てこないしソールに特定の箇所が何度も擦れたような跡みたいなものもない。

ソールの硬さが上がって、よりトルクがかかるようになった(力が逃げにくくなった)せいなのかもしれない。


あとこれが厄介というか何というか、走行自体には何ら支障がない。

何度かヒルクライムやロングライドをしたが、パフォーマンスの低下は全くと言っていいくらいない。

ただギシギシ鳴るだけ。

ただ鳴るだけなんだが、赤城を登る90分くらいの間、延々とあの音を気にしながら出力をキープしていくのはかなり疲れるメンタル攻撃だ。

「いや、別にいいんすけどね」っていうのをずーっとネチネチ言ってくる奴みたいである。

しんどいわー、こいつ、ちゃんと直そう。



条件から異音の原因を調べてみる

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SPDペダルから異音がする時の対処を検索してみると、まず第一に出てくるのがペダルの分解・洗浄・グリスアップ、これと併せてベアリングの玉当たり調整など。

「結局原因わからなかったけどこれやったら直った」みたいなパターンが多い。

うわー、めんどいなー……とためらう。


ともかく原因がわからないのもすっきりしないので、もうちょいちゃんと調べると。

異音の発生条件から考えられるのは、「ペダルのクリートをキャッチする部分が摩耗している」「ペダルシャフト内に細かな異物がある」という辺りではないかと思われる。

……めんどいなー。

とりあえず簡単にできる事から始めよう。


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まずはペダルのキャッチ部分を中心に掃除しグリスを薄く塗る、スプリングにはオイルを挿す。

が、これも一瞬直ったように思わせておいて、表面に薄く塗っただけのグリスはすぐ落ちてしまうので異音が復活する。


クリートの固定力を強めるか弱めるかしてみたら……

と思うがこれもダメ、何の効果もなかった。


となるといよいよ「ペダルの買い替え」という選択肢が現実的にチラつく。

ここまでくると、まあそれならどうなってもいいから後学のためにも一回全部バラしてみるか、ってんでシャフトを抜いてベアリングの1個1個まで綺麗に脱脂してからの再グリスアップを施す。

手順はこの辺りのサイトを参考にさせて頂いた。

そんなに難しくない、玉当たり調整も拍子抜けするくらい簡単に終わってしまった。


しかしダメ、やっぱ直らない、ギシギシいう。

やっぱりキャッチがもうダメなんだろうか、と思いながら走っていた日にドシャ降りに遭い、シューズまでずぶ濡れになりながら、しばらくして気付いた。

「いま全然鳴ってないわ」

不幸中の幸い、と言っていいのかなんなのか、これでようやく確定したようだ。

びしょ濡れだからクリートとペダルが雨水で潤滑されているわけだ、原因はキャッチ部分の摩耗で間違いないらしい。



ペダルを交換しなくても200円で直せた

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さてクリートのキャッチ部分、3つのプラスネジで留めてある箇所を「体カバー」と言うらしい。

異音のしない右も外して比べてみると一目瞭然なほど左がすり減っている。

考えてみりゃ、左の方が圧倒的にクリートを付け外しする回数が多いわけだから、左だけにガタがくるのも当然の話だ。


それにしてもここが摩耗しただけで買い替えかー、性能的にはほとんど問題ないのになー、とかウダウダ考えながら、まあ腹を決めて今晩あたりポチるかなと考えていた時に、見つけた。


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保守部品として体カバーだけ売っているんである、さすが世界のシマノ、amazonならあわせ買いで200円ちょい。

さっそくポチって届いた。


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交換前に新品とも比較してみた。

上が新品、下が2年ほど使用。

こうやって見ると、左は当然、さっきの右体カバーの方もそこそこ削れてはいるんだなとわかる。


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交換自体はそれほど難しくない、プラスドライバー1本で外せる。

下側のビンディング機構の固定力(=バネの強さ)を最弱にしておくのは忘れないように。

新しい方を組みつける時に、ビンディング機構と噛み合わせるのが慣れないと苦労するかもしれない。

1~2回やって慣れたらなんともないので、元の状態がどうなっていたかだけ写真を撮っておけばおかしな事にはならないと思う。


体カバーを交換してみたらあっさり異音問題は解決。

その後、せっかくなので右も取り変え、クリートもボコボコだったので新調して気分もすっきり。


いやー、ここにたどり着くまでかれこれ1ヶ月半くらいかかったんじゃないだろうか。

長い長いトラブルの顛末がようやくブログに書けたな、って感じです。




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