【後編】

2018-06-17 08.32.50


6/17 8:30

まだ梅雨の最中だが予報では1日曇り、気温はそれほど上がらない。

これを、むしろ自転車には好都合、と取れるようになってきたのでなかなか自分も染まってきたなと思う。

銚子・九十九里ライドで飽き飽きするほど平坦も走ったし、久しぶりに赤城に登ったら割といいタイムも出たので、いつか行こうリストに入れていた十石峠を目指す事にする。

神流湖のぼり口、鬼石から見ると標高の高い所は煙っているようではある。



峠の入り口まで

2018-06-17 09.15.50


まずは神流湖をすかっと走り抜ける。

やっぱり何度来ても楽しく走りやすい。

写真の位置でどうやら橋が渡されるらしい工事をしていた。

何ヶ所かこういう橋があるが、崩落の可能性がある場所を回避するためだと思われる。


2018-06-17 09.42.16


さくっと神流湖を抜けて、立ち寄った観光案内所のトイレ付近で見つけた味のある看板。

霧がかかっているせいか、今日はここでようやく自分以外の自転車乗りを目撃する、cannondaleとRIDLEY。

どちらの方も更に山奥、上野村の方へ向かっていく同志のよう。


2018-06-17 10.14.11


しばらくいくと山の中に突然ミニチュアの日本武道館みたいな建物が現れる。

神流町恐竜センター。

(後日、恐竜好きの嫁を連れてきてみたが、タルボサウルスの全身骨格標本があったり、飾られている化石のほとんどペタペタ触ることができたり、妙に動きがリアルなロボ恐竜のライブシアターが見られたりと、なかなか楽しめた)


2018-06-17 10.22.57


上野村に入る。

颯爽と追い抜いていったRIDLEYのお兄さんが路肩の歩道でパンク修理をしているのを横目に通り過ぎる。

まあ、また峠の途中で追い抜かれちゃうだろう、なんて思いながら。


2018-06-17 10.55.20


ほどなくして分岐を示す標識と、その下に「国道299号線(十石峠) 全面通行止」の看板。

そう、現在(2018/6/17時点)十石峠は約2/3ほどの区間が崩落のため通行止めになっている。

これは事前情報でわかっていたので、看板の示すようにぶどう峠の方へ左折し迂回路へ向かう。

それにしても「期間 当分の間」というアバウトさがとてもいい。


2018-06-17 11.01.45


左折後、1kmくらいでまた迂回路を示す看板。

このまままっすぐ行くとぶどう峠に入るが、奥にミニバンが見える方の林道に入ることで十石峠・通行可能エリアまでの迂回路となる。

つまりここが地獄の入り口だったというわけである。



矢弓沢林道

2018-06-17 11.57.31


入り口と出口、あと途中にも確か2ヶ所ほど現在地を示す看板が立っている。

全長約7kmの林道だが、この迂回路を使わずに国道299号線を通過した場合この区間は約12kmの行程となる。

つまり、それだけ斜度が上がるという事になる。


2018-06-17 11.03.44


ここまでは全くそんな予兆を感じさせない、ひんやりした湿り気と青々とした木々が肌に染み込んでくるような道。

しかし一度足を踏み入れると、数百mでいきなり12~13%ほどのお出迎え。

榛名山をベンチマークにしている自分にとっては、開始早々の激坂で面喰ってしまった。

その後も実に気安い感じでひょいひょい13%程度が出てくる。


榛名神社過ぎの14%には、その前に緩斜面が続き、一端下りを挟んで、神社前で10%近くまで上がり、「さあ来るぞ来るぞ来るぞ~~~、来たー!!」というフリオチがふんだんにある。

が、矢弓沢林道にはそんなもんまるでない、「よっ、また来たよ」くらいのポップな感じで繰り返し激坂が現れ、またこいつが一回来るとなかなか帰らない、帰ったと思ったらまたすぐ来る。

相当脚が削られて、もうだいぶ登っただろうと思ったら全長7.2kmの内の2km地点を示す看板。

「なかなか心へし折りにくるやんけ」、もうこうなったら意地でも足着いてやらん、6~7kmしか出なくても、半分くらいダンシングに頼っていても、絶対に林道の終わりまでは足着かん。

汗が止めどなくダラダラ流れ続けているのがわかる。

完全に自分の感覚が狂ってしまったとわかったのは、斜度が緩くなり「おお~ここでちょっと楽できる~」と思った時。

確かにめちゃくちゃ足が軽やかに感じられたのだが、サイコンにはしっかり10%と表示されていたのだ。


延々50分ほどそんな事を繰り返し、ようやく矢弓沢林道の出口にたどり着いた。


2018-06-17 11.57.36


ここから本来の国道299号線にリカバリーし、十石峠を越えて長野に入る。

写真を取りながら「間違いなく過去最も苦しんだヒルクライムだったな」と思った。



十石峠展望台

2018-06-17 11.59.09


霧で煙る峠道をあと3kmほど登る。

矢弓沢林道を越えてきた実感からすると、もう惰性だけで進めてしまいそうな緩斜面。


2018-06-17 12.15.01


長野県に入る標識、その奥に展望台が見えてきたらゴール。

ほぼ同時に長野側から山頂に着いた自転車乗りが1名。

(これから「アレ」を下るのか、大変そうだな)なんて思いながら会釈を交わす。


2018-06-17 12.15.25


instagramにアップしようと峠看板を撮ったが、当然のように圏外だった。

3人組のバイカーが群馬側からやってきて、林道を通り抜けた興奮であれやこれやとワイワイやっている。

せっかくなので展望台に登ってから先に進もう。


2018-06-17 12.21.38


う~ん、何も見えない。

これはこれで面白い景色ではあるけれど。

展望台の上まで来ると、少しだけ電波が入ったので写真をアップして、嫁にも定期連絡を入れておく。

降りてくると、バイカーの1人が「ソフバン電波入らない!」とお困りだったので、「展望台の上まで行くとちょっと入ったよ」と教えてあげて、下りに入る事にする。


map180617_1

[今回のルート]



(続きます)

【後編】




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